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  • tsunemichiaoki

勉強そして読書はいつまでする必要があるの?

読書

本日もセミナービジネス研究所の記事をご覧いただきありがとうございます。あらゆる経営者の方が事業を発展させていく上で、セミナー展開の価値、メリットを感じていただくために、セミナー展開で御社の事業あるいは経営者であるあなた自身のアピールをしていただきたいと考えております。

そのために、セミナー展開をどのように行っていけばよいか、という基本をお伝えするため、そしてご参考になるのでは、という記事を書き連ねております。



前回は、読書に関するアインシュタインの言葉から、ほかの偉人の言葉まで探っていき、読書の価値とそこに潜むリスクについて考えてみました。そんな中で新聞を見ていたらこんな記事にお目にかかった時があったのです。前回とは違うテイストですが、自然年齢としてベテランの領域に達する前段階ではやはり意識しておきたい部分になります。


 

それでは今回の本文をどうぞ。




2024年2月7日付け日経夕刊「過ぎていた読書の適齢期」岸本葉子


自分よりちょっと先輩の方なので、この先、自分も通るであろう道を指し示してくれている気がして、毎回ではないのですが、ちょくちょくこの方の書かれたものには目を通します。そして今回は上述のタイトル。確実に目が留まりました。


その内容は、ある方の状況から

『勤めている間は、読むのは仕事関連の資料ばかり。本を読みたくても睡眠時間を確保しておかなければ翌日の仕事に差しさわりがあるし、というジレンマを抱えた方が、退職によってようやく本と向き合えると思ったら、若い時のように読み進められない。少し進んでは飽き、少し進んでは凝った肩を回し、という状況に陥ってしまった。老後の楽しみとして取ってあった読書が、ようやくできる時になったらもはや適齢期は過ぎていた』

という岸本さんの記事の読者投稿でした。



そう言われてみると・・・・。



私の場合も、小説であればまだしも、ビジネス書を読むスピードそして理解力は、なんとなく以前より落ちてきたような気がします。


まだ幸いに、愕然とするような事態に遭遇していないのは救いかもしれませんが、この場面はメガネを外したほうがよいか、う~んかけたままがよいか、と思い悩む場面が出てきているのです。



気持ちはまだまだ、と思って自然年齢の増加には勝てません。


読みたい本や読むべきと思っている本は山ほどあります。

読んでも読んでも、それらは全く減りません。いえ、減るどころか、読めば読むほど読みたい、読むべきと感じる本が増えています。



学生時代は、新書版1冊を読み終えるのに、1か月いえ、2,3か月も掛かっていて、部活の同期にはあきれられた経験を持つ身としては、まあずいぶん進歩したものだなと思います。


しかしながら、学生時代の勉強量の不足はそう簡単には埋められません。



以前にも記しましたが、年に200冊も300冊も読破しています、という経営者の話を特にネット上で見かけます。もちろんその量を読むとなると、すべての本を精読、ということはあり得ないのでしょう。


とはいえ、精読と乱読と拾い読み、これらの手法を使い分けながら読書から仕事に役立つものを吸い上げているはずです。




人生死ぬまで勉強、という言葉もよく見聞きします。

生涯現役とか生涯学習、という言葉もすっかり世に広まりました。


まずその心意気を持たないことには話になりませんが、そうは言っても、という部分はあるはずです。





私が読書の楽しみを知ったのは、とても遅く、大学3年か4年の時でした。


その時、手にした本は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」。

これがすべての始まりだったと言ってもよいでしょう。


新書版を2,3か月たっても読み切れなかった人間が、分厚い文庫本ですが、一晩で半分くらい読んでいました。

我ながら、いえそれ以上に友達がびっくりしていました。


そしてもう一つの転機は30歳を越えてからだったでしょうか。

自分の勉強不足を痛感し、本を読んでいないことがコンプレックスのようにも感じられ、知識を得るためにも相当にいろいろな本(とは言ってもビジネス系、自己啓発系が圧倒的に多かったですが)を手にするようになりました。


そして近くに図書館がある、ということもとても幸いしました。


ネットの発達により、図書館に借りたい本の予約を入れられる。そしてその図書館だけでなく、市内であれば他の図書館の在庫まで転送してくれる。素晴らしいサービスができていたからです。


手当たり次第に本を手にすることができるようになりました。



さらに私の場合は自宅のそばにも会社のそばにも図書館がある、という非常に恵まれた環境に助けられました。市が違うので、両方の図書館で個別に予約が入れられるからです。


そうは言っても、年に200冊、300冊というレベルには行きません。

私の場合、どうしても端から端まで読みたくなってしまうからです。


結局読んでも何も残らなかった本も数多くあります。

いえ、その方が多いというのがお恥ずかしながらの実態です。


ですが、間違いなく、本によって様々なことを知ることができました。

仕事にも大変役立ちました。


そしてまだまだ足りない知識のために本を活用したいと思っています。

未だに読書術を磨きたい、という思いも抜けきれません。



読書会にも参加してみたいなと思いますし、YouTubeで本の要約をまとめて動画としてアップしている人のものを見ると本当にすごいな、と思いまし、活用させてもらっています。


とは言え、今回の岸本葉子さんのコラムではありませんが、いつまで読書を続けることができるのか。


こればかりは誰にもわかりません。

そうなると、この先もずっと読書が続けられる、と思わないこと。

この認識がまず必須、ということになります。



今を大事に、その本を大事に。

一期一会。


そのつもりで本に向き合う必要がある、ということを感じさせてくれたある新聞記事でした。



(了)

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