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  • tsunemichiaoki

続・読書について考えてみよう!<メルマガ#020>

こんにちは。セミナービジネス研究所です。

本日もありがとうございます。


オリンピックが終わり、今熱いスポーツイベントは夏の甲子園でしょうか。高校野球に関してさまざまなニュースが流れる中で、先週、とってもこころ温まる報道を目にしました・・・(詳しくは編集後記で)


読書がもたらす価値


さて本題です。

このところアインシュタインの言葉からの展開を続けておりますが、このメルマガも脱線の回を続けたいと思います。今回はアインシュタイン以外の偉人の言葉から感じた読書への向き合い方についてです。


それでは本文をどうぞ。



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凄い集中力

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まだインターネットがない時代のことです。

電車の中で座っている人は、今と同じように寝ている人かもしくは◯◯している人、に大別できると言っても過言ではありませんでした。


この◯◯に入る言葉は、朝の通勤時間帯で大都市に向けての上り電車であれば新聞です。

いまは朝のラッシュ時間帯でもめったに新聞を社内で見ている人はいなくなってしまいましたね。


そして朝ではなく日中の時間帯であれば、私の記憶の中で入る言葉は



漫画



です。


男子学生などを中心に週刊少年ジャンプ等の漫画を読んでいる人は本当にたくさんいました。

サラリーマンでもジャンプよりはもう少し高年齢向けの漫画雑誌を読んでいる人もたくさん見かけました。

今はこちらも新聞同様、本当に見かけなくなってしまいましたね。


調べてみると、週刊少年ジャンプの発行部数は、ピークで1995年の653万部。現状はその6分の1以下の100万部少々。

なんということでしょうか。


出版不況と言われて久しいですが、関係者の方々のご苦労は並大抵のものではないかと思います。巨大なマーケットが消滅してしまったと言っても良いくらいですから。


ですが、昔は漫画といえば男性のものという感じでした。

屋外で女性が漫画を読む姿を目にすることは極めて稀だったわけです。

ですが、最近はスマホで漫画を見ている人は、女性の方が多いかと思うほど見かけるようになりました。



さて今回は、スマホでの漫画の話に展開したいわけでなく、今日お伝えしたかったことは、特に男子学生の漫画を読む際の集中力についてなのです。


昔は電車に乗っていると、漫画を読んでいる学生が、声を出して笑っている姿を見かけました。

クスクス、という感じではなく、ゲラゲラと言ってもいいくらいの声を出して笑っているのです。


その声量ですから、周りにいる人の視線はほぼ一斉にその人に向けられます。


ですがその彼はそんなことは全く意に介さず、漫画に没頭し続けているのです。

その表情は大抵のケースでなんとも楽しそう、という感じ。


そのような表情をされると周りの大人たちも、まあしょうがないか、という感じの空気がその場に流れるのです。


今はもうそんな光景は全く見なくなりましたが、その学生の集中力は本当にすごいな、と当時思ったものです。

あの集中力を勉強の時に発揮すればきっと・・・

と思うのは余計なおせっかいですね。



 

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読書が私達にもたらすもの

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とはいえ、その集中力の半分でもいいので、読書のときや仕事のときに発揮できれば、大勢の人がハイパフォーマーになること間違いなし、と今でも思っています。


この状態は、いわゆる「フロー状態」と言えます。


フロー


という言葉、お聞きになったことがおありでしょうか。



心理学者のチクセントミハイという方が打ち立てた「フロー理論」というものがあります。


あれもこれもではなく、なにか一つのことに没頭して忘我の状態になること、と私は解釈していますが、スポーツの世界でゾーンに入った、という言い方をするのをお聞きになったことはおありでしょうか。


それと同義と思っていただいて結構です。



上述の漫画に没頭している学生はまさにフロー状態にあるわけです。


ある意味、人生の幸せを噛み締めている瞬間と言ってもよいでしょう。

ですが厄介なことは、こうすればフロー状態に入ることができる、というスイッチが一般の方ではなかなか手に入れることができない、という問題があります。

邪念が支配している状態の時では絶対にフロー状態には入ることができません。



そことで考えてみていただきたいことは、読書の最中、私達は少しでもこのフローの状態、ゾーンに入った状態を意識できているであろうか、という問題です。


私の場合は、多くのケースで駄目です。


映画であれば没頭している状況にはかなりの確率でなるでしょう。涙あふれる感動作という感想を持つことができる映画を見ている時であれば、ゾーンに入っていたと言えるはずです。


ですが、時間を忘れて読書に没頭した、電車の中で本を読んでいて、乗り過ごしてしまった、という経験をどれくらいあなたはお持ちですか。


私の場合、小説を読んでいる時にそのようなことを経験したことはごくわずかですがあります。しかしビジネス書であればまず無理です。ビジネス小説であれば危うく乗り過ごしそうになった、ということはあるかな、という感じ。


でも、そのようなときは読書をしていたな、という実感も持てることも確かです。



時代は変われど、読書から得られるものを大事にしたい、という思いから今回はとりとめもない話になってしまいました。


アインシュタイン以外にも読書に関して言葉を残している偉人は多数います。

私なりに気になる言葉の詳細を下記リンク先にしたためました。

お時間ある時にご覧いただければ幸いです。




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■編集後記■

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高校野球、夏の甲子園に関する報道で何に私が心動かされたか。


それは、ある人物が球場に観戦に訪れ、場内が騒然となった、というニュースのヘッドラインを見たからです。

母校、後輩たちの応援のために球場入りした人は、プロ野球日本ハムの新庄監督。

同校の監督が高校時代のチームメイトということもあったようですが、プロ野球シーズン中のハードスケジュールの中、うまくその時間に甲子園に行くことができたようです。


来場に気づいた同校の選手たちにとっては、大きなエネルギーと勇気を受け取ることができたのではないでしょうか。

西日本短大付・西村慎太郎監督のコメント報道も読んでいて素晴らしいものがあります。

気になる方は、ぜひネット検索してこれらに関する記事の数本を読んでみてください。


若い人々にこんな素晴らしいものを授けることができる人々。すごいですね。

自分もこんな素晴らしい人々になれるようにまだまだ精進しなければと思ったのでした。


本日もお読みいただきありがとうございました。




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メールマガジン発行者情報


セミナービジネス研究所

代表 青木恒享


※バックナンバーはホームページで公開しています。

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