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  • tsunemichiaoki

アンケート評価が心配!<メルマガ#014>

こんにちは。セミナービジネス研究所です。

本日もありがとうございます。


ここ数回、体に関する事象面のことから、それは心にもつながっている、ということをお話ししてきました。その心について気になり始めたきっかけは仕事とは全く違う世界から始まっていました・・・(詳しくは編集後記で)


アンケート評価


本題です。

今回は講師を務めるうえでなぜメンタルへの影響が出るのか、ということにもう一歩踏み込みたいと思います。早速ですが本文をどうぞ。




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受講者からのアンケート評価を受ける

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PDCAサイクル。お聞きになったことがあると思います。

Plan-Do-Check-Actのサイクルを回すことによって、組織運営のレベル維持を図るだけでなく向上させていきましょう、という管理のサイクルの代表選手です。

戦後、日本の産業を復興させるためにアメリカから品質管理の大家と言われるデミング博士が来日し、指導された際に持ち込まれた手法で、デミングサイクルという言い方もされます。


さてここでは品質管理のお話をしたいわけではなく、あくまでセミナー運営を考えるうえでは、継続的改善は忘れてはいけない大事なことですよね、ということを再確認するうえで持ち出しました。


セミナーを繰り返し開催することは多くの方が考えることと思います。

そうではなく、もし1回限りの開催セミナーであってもやはりこれは必要です。


なにかといえば、そう。



お客様の声



です。


そのお客様の声を集める手法の代表選手がアンケートです。


昔はアンケートと言えば、紙に書いてもらってそれを回収して、というのが常識でしたが、今は受講者一人ひとりのスマートフォンで指定のQRコードで読み取ってもらい、その先で出るGoogleフォームから求める回答を記入提出してもらう、というやり方も各所で使われるようになりました。


やり方はどのような方法でも構わないのですが、とにかくお客様の忌憚なき意見を集める、ということはいつの時代であっても大事なことには変わりありません。



なぜか。



わざわざここに記さなくても、このメルマガをお読みの方々であれば十分にご認識のことではありますが、大きく分ければ以下の3つに整理できるでしょうか。



・今回実施したセミナーに満足してくださったかどうか

・次回以降の改善の糸口をなにか見いだせないだろうか

・自分たちの認識しきれていないお客様の要望がなにか汲み取れないだろうか



これらの観点は直接ヒアリングすることによって得られる可能性の高い事項ではありますが、一方で、直接面と向かうとなかなか言いにくいような苦情に近いようなコメントは、対面ヒアリングよりも、無記名式のアンケートの方が集められる可能性が高いとも言えます。


いずれにしても、アンケートは宝の山です。


もちろん、どのようなものでもよいからとにかくアンケートを取ればよい、というものではありません。

これでもいろいろな工夫が必要なものではありますが、とにかくアンケートを取る、ということはセミナー運営者にとっては必須のこと、という点は十分にご留意ください。



ただし、大事な視点は、アンケートを取る、という言い方をする段階で、もうすでにNGということです。

なにかといえば、お客様はアンケートを書くことによってどのようなベネフィットがあるか、ということを考えてみてください。


多くのケースではアンケートは受講された方にとっては余計な手間でしかありません。



ということは、



「アンケートは何卒ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます」



ということです。




もしセミナーが有料ならば、なおさらです。


伏してお願い申し上げます、とまではさすがに意識することはありませんが、ですが、アンケートは書いていただければ本当にありがたいこと、という意識でお願いできるかどうかです。



そのうえで、オブラートに包んだ儀礼的な回答ではなく、本音のコメントを出してもらえるかどうか。

これもまた簡単なことではありません。


 

 

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アンケート評価が怖い!

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このありがたいアンケートは、セミナー開催においては必須のものですが、講師にとっては少々厄介なものでもあります。


何が厄介かと言えば、何よりも講師が重要な評価対象になるからです。


セミナーがとても有意義なものであればアンケート評価はよくなり講師にとってもやりがいが更に感じられる大事なものになります。


一方で、一生懸命に講師対応をしたのにお客様評価が思わしくなければ、講師にとってはがっかりです。そして疲れもどっと増します。何がいけなかったのだろう、どうしてなのだろう、と考えてもなかなか自分では答えを見出すことができないケースがほとんどです。


対処策、改善策を見い出すことができればまだ気は楽になります。

どう対処すればよいかがわからない、これが一番精神的にもこたえることになります。


この状況がもし続いてしまうと、アンケートが怖い、という事態になってもおかしくありません。


私自身、講師としての場数はかなり踏んだと言えます。ですが、やはり今でもアンケートは繰り返し行っているセミナーであれば怖い、ということはありませんが、初物のセミナー(新規開発のこと)のときは、どのような評価が出るのかな、という部分は不安であることは間違いありません。


それに近い話はこちらでしております。ご参照ください。



良い評価をもらいたい、というのは誰にでも当てはまることではないでしょうか。

そして、良い評価をもらうために、頑張る。これが講師に求められる基本的態度の一つである、と認識していただければ、セミナーの失敗はまず起きなくなります。



しかし、上記のリンク先でお話したセミナーでは、かつていただいたことがないような低い評価ももらうことになりました。懸念していた部分が事前に解消しきれずに、本番で露呈したということになります。


常に進化させ続けることは本当に大変です。でもそれを意識してこそ、良いセミナーが出来上がります。

ともに頑張りましょう!





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■編集後記■

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メンタル、という言葉を初めて意識したのは20歳前後だったでしょうか。

当時は毎日学校には行くのですが、他の人と違っていつも真っ先に向かうのは授業を受けるための校舎ではなく部室のある別棟、という日々でした。

年齢からご理解いただけるように、高校生ではありません。大学生になっても行く先は部室、とは一体どのような大学生活だったのか、というと、テニス漬けの毎日でした。


とは言っても技量はなかなか上がりません。


才能も練習量も一流と言われる人々には到底及ばないので今考えれば当然の帰結ではありましたが、当時は少しでもうまくなりたい、強くなりたい、と思って色々やってみました。


そんな中で出会った本があります。


「インナーテニス」


メンタルを鍛えることが実力をつけるうえでもとても大事で、イメージトレーニングも含めて取り入れることによって初心者であっても驚くような上達を遂げている、という内容の本がアメリカから入ってきたわけです。


本の詳しい紹介は省略します。また、本を読んだことによって絶大なる効果が上がったということも残念ながらありませんでした。ですが、少なくともメンタルを強化するということはとても大事であることがよくわかりました。同時にそれは決して容易なことでもないことも。


始めたばかりの頃で、怖いもの知らずの状態であればメンタルを気にすることはありません。ですが、ある程度以上のレベルになってくると結果が出ないことによる悔しさや場合によっては恐怖、という部分に意識が向いてしまうと、途端にメンタル面の脆さが出てきます。


私のテニスの場合は、不思議なことにダブルスでは問題ないのですが、シングルスでは、ある時期から厚い壁にあたってしまいました。

試合になると特に序盤で、得意なはずのフォアハンドで練習の時のようなパフォーマンスが出せなくなってしまうのです。結果として、本来の実力を出せれば勝てたかもしれない相手に負ける、ということを何度も経験することになります。


今思えば、練習の質と量を変えなければ行けない転機にさしかかった、ということなのですが、学生生活終わりの時期も近づいていたこともあってできずに終わってしまいました。背景には目標設定の仕方も下手だった、ということもありました。


そこまで行くと話が変わってしまいますので、もとに戻すとメンタルマネジメント。

大事にしましょうね。

またどこかでこの話をする機会があればと思います(聞きたいという人いるかなあ・・・)。


本日もお読みいただきありがとうございました。




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メールマガジン発行者情報


セミナービジネス研究所

代表 青木恒享


※バックナンバーはホームページで公開しています。

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