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  • tsunemichiaoki

また腹痛が・・・

緊張からくる腹痛

日曜日の夜、夕食を終え、片付けをしていたら急に差し込みが。

また腹痛です。


一旦トイレを済ませて、片付けの続きを最後までやってしまい、さあ就寝までにYoutubeでも見るかな、と思っていたら今度はお腹がぐるぐる・・・。

まずい。

再びトイレに駆け込むことに。そして今度は下痢の症状。あれっ、今日なんか変なものでも食べたかな?



お食事中にこの話を目にすることになった方、ごめんなさい。何卒ご容赦ください。


日曜日の夕方6時頃になると、何とも体調が芳しくない、という人があちこちにいる、という話でササエさん症候群、という言葉がだいぶ前になりますが急に流行りだしました。

(ウィキペディアにおけるサザエさん症候群の説明はこちらからどうぞ)



ある種のサラリーマン病で、多くの人に実は自分も同じような感じだ、という共感を得る形でこの言葉が広まったと認識しています。


楽しかった日曜日も日が暮れる時間を迎え、そしてだんだんきたる月曜日からの仕事のことを意識し始める時間帯。ちょうどその時分は毎週日曜日の定番テレビ番組であるサザエさんが放映されていることもあり、上記のネーミングが日本では定着しました(英語圏の世界ではBlue Mondayと言うようですね)が、時間帯は少々違うものの、私の場合もやはり日曜日の夜8~10時頃になると体の変調を感じることはよくありました。



そのような中で、年に1度あるかないか、という頻度ではありましたが、日曜日の夜にいきなり下痢症状になる、でも翌日にはほぼ回復している、ということを記憶に残るくらいには経験していました。


ですが、それはサラリーマン時代の話。


サラリーマンを卒業した後は、その感覚はゼロにはなっていませんが、間違いなく薄らぎました。

ですがその日の夜は、そのようなことよりも、朝食べたあれかな、という意識のほうが強いまま眠りにつきました。



そして翌日朝、ほぼ治っているかな、と思いながら朝食の食卓に向かった際に、ほぼ前夜のことも意識する必要がない、いえ、忘れていると言ってもよいくらいの感じだったなかで、改めて胃腸の違和感を覚えました。



あれっ。


そして気づきました。



実は火曜日から2日間、セミナー講師の予定が入っているのです。

そしてそのセミナーは実施しなれているものではなく、初物とも行ってもよい内容のもの。

もちろん予習は終わってはいるものの、いつものような余裕で当日を迎えられるという心理状態にありません。


他の人の作った教材で、どうにもしっくりこない部分がいくつもあることから、ここはお客様には内緒の部分ですが、予習はほどほどで切り上げて、あとはエイヤッで当日の現場対応で乗り切ろう、と腹をくくり予習を終えていたからです。



セミナー講師を務める際に緊張するという話を今まで何回かお伝えしました。

お腹の調子がおかしくなることがある、ということはもう聞き飽きたと言われてしまうかも知れませんね。

ですが大抵の場合、その症状が出るのは前日でした。それが今回は・・・。




月曜日の朝の段階でようやく自覚したのですが、火曜日から始まるセミナーの緊張で日曜日夜に腹痛及び下痢状態になり、自覚はなかったものの、体は少々アラートを発していたということでした。そしてそれがはっきりと月曜日朝に自覚できた、という事の顛末です。


そのセミナーは、ある特定の組織向けに企画立案し提供しているものです。

初物セミナーと先ほど記しましたが、実は相当昔に私自身が企画提案を行い、数年間掛けて実現に漕ぎ着けた愛着のあるセミナーが原型のものです。


その後自分の手を離れて、担当講師が何年も改善を図りながら展開してきたセミナーだったのですが、今ひとつ成果が講師自身満足行くものにならないこともあって講師交代を願い出てこられ、当初の発案者である私のところにお鉢が回ってきたというべきか、戻ってきたと言うべきか、いずれにせよ、少々いわくつきのものでした。



したがって、年月を経たことによって、教材も色々手が加えられていましたが、自分で当初作成した教材はまだ各所に残っている状況ではありました。


他の人が作った教材での講師対応というのは実はなかなか難しいものなのです。それ故、自分で作った教材であれば、精神的には楽なはずなのですが、それでも緊張は隠しきれません。いえ、隠す云々ではなく、体調を崩すほどの緊張を実は自分は感じていた、ということなのです。


自分でも少々びっくりでした。



さて、ここまでどうでもよいような、よもやま話にお付き合いいただき、ありがとうございました。


あくまでそれはあなたの話でしょ、という読者の方のツッコミが聞こえてきそうですが、今回の話はほぼノンフィクションです。


それなりの経験と自信を積み上げてきて、おそらく第三者からみれば十分なベテラン講師という領域に達したと言ってもほぼ間違いではないであろう私ですが、講師を務める際の緊張はゼロには絶対なりません。



もちろん、数を重ねることによって緊張と無縁と思えるような講師の方もいないことはありません。ただし、本当にそれは例外中の例外です。



ですので、もしあなたが知らない方を前にして、時間の長さに関わらず、何かのプレゼンテーションをしなければならない場面に遭遇すれば、緊張しないほうがおかしいと思ってください。


ましてや長時間にわたるセミナーの講師となれば、緊張するのが当たり前です。




そこからお伝えしたい、講師を目指す人への大事なメッセージは、


「緊張している自分から目を背けないで」


ということなのです。



別なことに集中して気を紛らわそう、というやり方も悪くはありません。でも結局は肝心なことから逃げているだけになってしまいます。

必要なことは逃げることではなく、踏み込むことなのです。


上記の私の例でもおわかりかと思います。


絶対、絶大なる自信を持つことが準備段階でできていたとすれば、緊張はゼロにはならないでしょうが、得体の知れぬ緊張感にさいなまされることは相当に可能性として低くなります。

そのことは肌感覚としてはわかっていても、それでもその絶対的な自信を持つための自助努力が本当にできているのか。


その自問自答が大事なのです。


今回の私の場合は、できていませんでした。

とはいえ、セミナー2日前にお腹を下しはしていますが、一通りの、失点しないための準備は終えています。一部の教材も手直しを行いました。ですが、得点をするための準備までできていたか、と問われれば・・・


残念ながらNoでした。


そのことに起因する不安、もしかすると恐怖が、徐々に私の心身の中で大きくなり、結果として・・・ということでした。



セミナー全体における話の流れ、一つ一つのスライドで何をどのように話し伝えるのか。

どこで雑談を入れ込むのか。その内容は雑談と言えども何らかの価値提供に繋がるか、そして想定されるお客様の反応はこんな感じなのだが、その方向で反応を示してくれなかった場合には、どのように切り替えて次のテーマに進めていくか。


こういったことを本当に自分自身が納得行くレベルで予習を行い、そして予習が完了したと自信を持って言える状態になっているか。



これらの全てが緊張の有無に繋がっていきます。



緊張する、ということはできれば避けたいことです。


ですが、私はこの緊張のお陰で今までのセミナー講師経験での大きな失敗は1度もありません(もちろん小さな失敗は今まで多々ご紹介したように、やまほどしています)。


緊張を力に講師としての価値提供を成功に導く。


是非あなたにもこのコツを会得していただきたいと思っています。

最後は習うより慣れろです。


がんばってください。ご活躍期待しております。


(了)

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